• icon-facebook
  • icon-twitter
  • icon-feedly

3

白元、スポンサーとしてアース製薬を選定

  • 0
  • このエントリーをはてなブックマークに追加0
  • feedy

民事再生手続き中の株式会社白元は、スポンサーとして殺虫剤大手のアース製薬を選定し、事業譲渡契約を締結したことを発表した。支援額は75億円。

白元は、2014年5月、東京地方裁判所に民事再生法の適用を申請しており、スポンサー選定を進めていた。スポンサーには、アース製薬の他、日用品大手のエステー、日系の投資ファンドが名乗りをあげており、ファンドに限っては100億円の提示を行なっていたが、白元は同じ日用品メーカーとして得意分野の異なるアース製薬との補完関係を重視した。

 

民事再生法の定めに基づく事業譲渡に関する裁判所の許可その他の必要な手続を経た上で、平成26年9月1日(月)にアース製薬が100%出資した子会社に事業譲渡を実施する予定だ。

 

アース製薬は、M&Aに積極的で、2012年には、入浴剤大手のバスクリンを投資ファンド、ワイズパートナーから150億円で買収し、業界トップシェアを40%となっている。また、今回防虫剤シェア27%の白元を取得したことで現在シェア8%のアース製薬は35%となり、業界2位となる。