コスモ石油（5007）と東燃ゼネラル石油（5012）、千葉製油所を一体化へ

コスモ石油（株）【5007】と東燃ゼネラル石油（株）【5012】は18日、千葉県市原市で近接する相互の製油所を2015年1月に統合すると発表した。

合同会社を設立し、両製油所の資産を移管する。16年度には両製油所を結ぶ海底パイプラインを完成させ、生産設備を一体化、大規模な合理化策を実行する。
コスモ石油と東燃ゼネラル石油は13年9月に製油所統合の検討を始め、当初は14年春までに詳細を固める予定だった。環境変化などもあり検討作業が遅れていたが、官主導で業界再編を促す動きが出てきたことなどから、今回の発表に至ったとみられる。今後は、製油所操業にかかるシナジー創出に取り組むとともに、国際競争力を持った国内トップクラスの製油所を目指す。