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キヤノン、MRIの基幹部品メーカー米Quality Electrodynamicsを買収

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キヤノン【7751】は、米国のクオリティー・エレクトロダイナミクス(Quality Electrodynamics, LLC、以下「QED」)の持分70%を取得し、連結子会社化したことを発表した。

キヤノンは、2016年から推進している新5カ年計画「グローバル優良企業グループ構想」フェーズⅤにおいて、「戦略的大転換を果たし、新たなる成長に挑戦する」ことを基本方針とし、重要戦略である「新規事業の強化拡大と将来事業の創出」の具体策の一つとしてメディカル事業の強化・拡大を進めている。

QEDは、磁気共鳴画像装置(MRI)の基幹部品である高周波(RF)コイル開発におけるリーディングカンパニーで、世界中のOEMメーカーや研究者に対してRFコイルを提供している。

キヤノンは、医療用機器におけるコンポーネント分野を強化する一方、キヤノンとQED双方の経営リソースや技術力を組み合わせることにより、市場競争力のあるシステムとしてのMRIの開発を加速させ、メディカル事業の強化・拡大を図っていきたいと考え、今回の買収に至った。

QED社概要
1. 会社名:Quality Electrodynamics, LLC
2. 代表者:藤田 浩之(President and CEO)
3. 所在地:アメリカ合衆国 オハイオ州
4. 設立年月:2006年2月
5. 事業内容:MRI用RFコイルの開発・製造(OEM)