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香川県ゴルフ場運営の讃岐開発、破産開始決定

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香川県で「こんぴらレイクサイドゴルフ倶楽部」を運営していた讃岐開発は、高松地裁丸亀支部より破産開始決定を2月13日に受けた。
破産管財人には仙頭真希子弁護士(せんとう法律事務所)が選任された。
東京商工リサーチによると、負債総額は債権者約170名に対して約14億8000万円。

讃岐開発は、ゴルフ場の経営を目的にに設立。昭和51年10月に「こんぴらレイクサイドゴルフ倶楽部」をオープンした。「こんぴらレイクサイドゴルフ倶楽部」は、全27ホール、パー108、9823ヤード、近くに大型テーマパーク・レオマワールド等もあり、バブル期には観光地として注目を集め、ピーク時の売上高は平成4年12月期に9億9466万円を計上していた。

しかし、バブル崩壊後は景気低迷や相次ぐゴルフ場開業もあり来場客数は減少。平成12年頃からは会員による預託金返還請求が殺到するようになり資金繰りを圧迫、平成13年11月30日、約52億円の負債を抱え民事再生法の適用を申請した。

平成17年9月14日に再生手続が終結したが、ゴルフ人口の減少や他社との競合から客単価が下がり、売上高は28年12月期には約2億8000万円にまで落ち込んだ。赤字経営が続く中、事業継続を断念、今回の措置となった。