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旧「カーコンビニ倶楽部」などを傘下に持っていた翼システム、破産開始決定

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パソコンによる自動車部品検索システムの開発が主力の翼システムは2月6日、東京地裁から破産開始決定を受けた。破産管財人には斎藤淳一弁護士(さいとう法律事務所)が選任された。
東京商工リサーチによると、負債総額は約61億円だが、債権調査により変動する可能性がある。

翼システムは、全国の自動車部品販売業者や自動車整備工場などに事業基盤を築き、子会社で旧「カーコンビニ倶楽部」の運営も行っていた。ピークとなる2003年3月期の売上高は約564億9900万円を計上していた。

しかし、自動車業界での地位確立を進めたことによる新規事業展開や子会社支援、企業買収などの投資から多額の負債を抱え、1999年1月には道川社長が脱税により逮捕起訴されるなど経営陣の不祥事なども重なり、信用も低下。2012年3月期の売上高は約1億5300万円にとどまり、2013年末には実質的な活動は停止。2017年10月25日、債権者より東京地裁へ破産を申し立てられ、今回の措置となった。

また、「カーコンビニ倶楽部」事業は2007年に別会社へ譲渡され運営を継続している。