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アステラス製薬、米国バイオベンチャーUniversal Cells社を買収

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医薬品国内2位のアステラス製薬【4503】は、米国のバイオベンチャーであるUniversal Cells Inc.を買収したと発表した。

Universal Cells社は、白血球型抗原(HLA)不適合による拒絶という細胞医療の課題を解決し、全ての患者の治療に用いることが可能な細胞医療製品を創製できる独自技術であるユニバーサルドナー細胞技術を有している。

2017年10月に、再生医療や細胞医療研究の国際的な拠点としての役割を担っているアステラス インスティチュート フォー リジェネレイティブ メディシン (AIRM)と Universal Cells社は、1つの適応症を対象として、ユニバーサルドナー細胞技術に関する独占的ライセンス契約を締結した。このたびの買収により、アステラス製薬はより多くの治療分野で、この独自技術を活用できることになる。

アステラス製薬が既に有する多能性幹細胞から分化した機能細胞を取得する基盤技術と免疫拒絶を抑えた多能性幹細胞を創製するユニバーサルドナー細胞技術とを組み合わせることで、現在治療法が殆どない様々な疾患に対する革新的な細胞医療の研究が加速していくことを期待している。