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ネットオフ展開のリネットジャパンG、マイクロファイナンスのチャムロン社を買収

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中古買い取り・販売の「ネットオフ」を展開しているリネットジャパングループ【3556】は、カンボジアにおける金融事業第2弾として、ソーシャル・マイクロファイナンス機関であるChamroeun Microfinance Plc.(以下、チャムロン社)の主要株主から株式を取得し、筆頭株主(持分比率 90%)となると発表した。

本買収の実行は、カンボジア中央銀行(以下、NBC)など規制当局の承認取得を前提としており、2018 年8月までに完了することを予定している。

チャムロン社は、ノーベル平和賞受賞者ムハマド・ユヌス氏が創設したバングラデシュのグラミン銀行やフランスの大手金融機関クレディ・アグリコルが関与するフランス系の社会課題解決型ソーシャル・マイクロファイナンス機関であり、グラミンで培われたノウハウが数多く取り入れられている。今回、大株主であるフランスの代表的NGOである「Entrepreneurs du Monde(以下、EdM)」や上記金融機関のマイクロファイナンス投資ファンド「Grameen Credit Agricole Microfinance Foundation(以下、GCA)」などから株式を取得し、カンボジアでのマイクロファイナンス事業に参入する。

本買収により、カンボジア全土に21の支店、職員約200名、顧客口座約24,000を有する同社ネットワークを活用しファイナンス事業の拡大を加していく。先日、金融事業の第1弾として発表した車両などのリース事業とも連携させることで、広域での事業シナジーを追求していく考え。尚、リース事業については、現在、規制当局との調整などを進めており、当初予定を変更し、2018年9月の事業開始を目標に準備を進めている。

カンボジアは20年以上にわたり高い経済成長を続けており、近年、国内総生産(GDP)成長率が7%台で推移。この経済成長に合わせ、マイクロファイナンスをはじめとする同国の金融セクターは今後大きく成長することが期待されている。