• icon-facebook
  • icon-twitter
  • icon-feedly

12

ヨシムラ・フードHD、フリーズドライ商品のおむすびころりん本舗を買収

  • 2
  • このエントリーをはてなブックマークに追加1
  • feedy

複数の中小食品企業をM&Aし相互補完、傘下に食品卸、中華、冷食、清酒、水産加工、製麺などを有するヨシムラ・フード・ホールディングス【2884】は、フリーズドライ商品の製造・販売を行っているおむすびころりん本舗の株式を取得し子会社化すると発表した。
取得価格は、1億5700万円。

ヨシムラ・フード・ホールディングスは、食品の製造及び販売をおこなう中小企業の支援・活性化を目的とし、持株会社としてグループ全社の経営戦略の立案・実行及び経営管理をおこなっている。各子会社の経営に関しては、営業、製造、仕入・物流、商品開発、品質管理、経営管理といった機能ごとに横断的に管理する「中小企業支援プラットフォーム」を構築し、支援をおこなっており、特に、営業支援機能においては、日本全国の販売先をグループ内で共有・活用するほか、ヨシムラグループのネットワークを活用した新規開拓支援により、グループの売上増加に向けて取り組んでいる。

これまでにヨシムラ・フード・ホールディングスは、事業承継問題や単独での成長に限界を感じている全国の中小食品企業に対し、ヨシムラ・フード・ホールディングスが構築した「中小企業支援プラットフォーム」を提供することで、これらの問題を解決してきた。

おむすびころりん本舗は、日本アルプス山麗の豊富な地下水と低湿度の気候を活かして乾燥食品の製造を行っている会社。特に、自社開発したフリーズドライ装置を活かし、即席めん具材、製菓原料、サプリメント素材等のフリーズドライ加工や、信州の名産野沢菜を用いた「おむすびころりん野沢菜茶漬け」等の自社製品、宇宙飛行士の毛利衛さんが米スペースシャトル「エンデバー」に携行した「水もどり餅」等の非常食を主力商品とし、主に食品商社及び地元長野県の土産物店、官公庁に対して販売を行っている。

ヨシムラ・フード・ホールディングスは、おむすびころりん本舗が持つ高いフリーズドライ加工技術と、ヨシムラ・フード・ホールディングスが構築する「中小企業支援プラットフォーム」を相互に活用し合うことで両社のさらなる成長を図ることができると考え、株式を譲り受けることにした。また、同時に、おむすびころりん本舗の第三者割当増資を引き受けることにより、おむすびころりん本舗の財務体質をさらに強化し、その資金を活用した設備投資により、さらなる業績拡大に向けた取り組みを行っていく。