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豊田通商、衛星測位技術のマゼランシステムズジャパンに出資

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トヨタ系の総合商社である豊田通商【8015】は、高精度測位技術を活用した事業領域における協業を目的に、センチメートル級の衛星測位技術を持つマゼランシステムズジャパンへ出資したと発表した。

日本版GPSといわれる準天頂衛星システム(QZSS)「みちびき」は、4号機打ち上げにより2018年4月から4機体制の本格運用が開始される。高精度な衛星測位が可能となり、産業用、民生用共に高精度測位の需要が拡大することが期待されている。

◆出資の目的
マゼラン社は、「みちびき」を活用した高精度単独測位受信機を世界で初めて開発・販売した企業であり、この分野でのリーディングカンパニーとして市場から高く評価されている。

豊田通商は本出資を通じて、マゼラン社の高精度測位技術を自動車および農機・建機の自動運転システム向けにグローバル展開していくとともに、その技術を活用したさまざまなサービスを創出し、「高精度衛星測位ビジネス」という新しい市場を拡大していくことを狙う。

具体的なサービスとして、車線単位の渋滞情報配信やV2Xなどの高度ITSサービス、ドローンや自走ロボットを活用した宅配などの無人化サービス、農機・建機の自動化によるスマート農業やi-Construction向けサービスなどを検討していく。

これらの取り組みを通して、安心安全で経済的な道路交通社会の実現や高齢化・労働者不足が深刻な課題となっている農業・建設業における省力・軽労化といった社会課題の解決に貢献していく。

本件は、豊田通商の社内ファンド「ネクストテクノロジーファンド」の案件となる。