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「楽楽精算」のラクス、クラウド型メール配信サービスのブレインメールを買収

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クラウドとIT人材派遣の2本柱で「楽楽精算」を育成中のラクス【3923】は、クラウド型ソフトウエアサービス提供のブレインメールの株式を取得し、子会社化すると発表した。
取得価格は、約15億円。

ラクスは業務効率化に貢献する複数のクラウドサービスをポートフォリオ管理することで、高い売上高成長と、利益成長を実現。更なる成長を加速するために、既存の各サービスの持続的な成長に加え、ポートフォリオに新たなクラウドサービスを追加することを目指していた。

ブレインメールは、クラウド型メール配信サービスの提供者として現在8,100社を超える契約数がある。ブレインメールは売上高の約3割を占める新規事業を昨年12月にカーブアウト(事業分離)しており、ブレインメールの創業者である天毛伸一氏は、新規事業に注力するためにブレインメールを売却することを検討していた。

ラクスが提供しているクラウド型メール配信システム「配配メール」は「ブレインメール」と機能面、価格面で補完関係にあり、また、「配配メール」は足元で二桁成長が継続しながら高い利益率を維持しており、ラクスのノウハウとリソースを投下することで、「ブレインメール」の売上の拡大と利益率の向上が見込まれること、クラウド型メール配信システム市場においてシェアの向上も見込まれることから、ブレインメールの株式取得について検討していたところ、天毛伸一氏はカーブアウトした事業に注力するため、ラクスはブレインメールの取得により成長の加速が見込まれることから合意に至った。