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じげん、ホテル情報WEBメディア運営のアップワールドHDを買収

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求人や不動産など各情報サイトを一括検索する集約サイトを展開しているじげん【3679】は、旅行業を営んでいるアップルワールド・ホールディングス(以下、APWHD)の発行済株式の100%を取得し、連結子会社化すると発表した。
取得価格は、14億3400万円。

APWHDは、アップルワールド(以下、APW)の完全親会社として平成26年にアント・キャピタル・パートナーズが運営するアント・カタライザー4号投資事業有限責任組合等の出資により設立され、平成29年3月期の連結取扱高は5,597百万円、連結営業収益は719百万円、連結EBITDAは94百万円であった。平成30年3月期の連結取扱高は約5,200百万円、連結営業収は約730百万円、連結EBITDAは約180百万円となる見通し。なお、平成28年3月期や平成29年3月期には営業損失を計上しているが、これはアント・カタライザー4号投資事業有限責任組合等による株式取得時に発生したのれんの償却費に起因しており、じげん連結後はIFRS適用下でのれん償却費が非計上となり、APWHDの営業損益は黒字となる見込み。APWは、世界約150ヵ国約11万件のホテル情報を、日本国内を主とする旅行代理店約3,000社や提携企業、個人ユーザーに提供するランドオペレーションアグリゲーターとして、法人向け WEBメディアである『アップルワールド』と個人向けWEBメディアである『ホテリスタ』を主に運営している。

じげんはこれまで、既存領域における送客力強化、顧客基盤拡大に加え、新規領域への拡張により、メディアプラットフォームの価値を拡大してきた。APWHDの株式取得により、人材、不動産、自動車に次ぐ主力事業として旅行領域への本格参入を企図している。旅行領域にはメタサーチ、OTA(オンライン専門旅行代理店)、ランドオペレーター、旅行代理店、航空会社、ホテルオペレーターと多種多様なプレーヤーが共存、競合しており、アグリゲーション事業の介在価値が大きいと考えている。じげんの強みであるマッチングテクノロジーやプラットフォーム構築力を活かし、仕入先、販売先との連携深化や個人向けメディアの強化を行うことで、APWHD の持つ国内旅行代理店や海外ホテルネットワークを最大限活用し、企業価値向上を目指す。

◆市場環境
近年の我が国からの海外旅行者数は1,700万人前後、海外旅行消費額は4兆円強で推移しているが、日本旅行業協会(JATA)では2020年までに海外旅行者を2,000万人へ引き上げる目標を掲げている。また、世界観光機関(UNWTO)によれば、世界全体の国際観光客数は2030年にかけて年率3.3%増加し、2010年の9.4億人から2020年までに14億人、2030年までに18億人へと達することが予測されている。

また、我が国のオンライン旅行販売額は年率10%程度の成長率で増加している一方、オンライン販売が全体に占める比率は約30%と欧米に比べて低位であることから、今後も旅行市場におけるWEBメディアのプレゼンスは向上する可能性が高いと予想される。

◆財務戦略
株式取得金額の全額を、現預金として有している第5回新株予約権の行使による調達額で充当する予定で、新規借り入れやエクイティファイナンスの計画はない。 じげん連結の平成30年3月期末親会社所有者帰属持分比率は約55%、のれん/資本倍率は約0.7倍と、じげんが中期経営計画で掲げている財務目標(親会社所有者帰属持分比率40%以上、のれん/資本倍率1.0倍程度)の範囲内となる見通し。

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