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マンションデベロッパーのアルゴノーツなど2社、破産開始決定 負債総額54億円

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「アリュージュ」ブランドのマンションデベロッパーのアルゴノーツと、関連のクラウディアは、12月20日、東京地裁から破産開始決定を受けた。破産管財人には小島伸夫弁護士(東京まどか法律事務所)が選任された。
 
アルゴノーツは、2003年12月に設立されたマンション売買などを主力とする不動産会社。新築マンションの開発・分譲を行うほか、首都圏を主な営業エリアとして一棟買いによる自社ブランド「アリュージュ」を展開。また、同業者からの販売受託、仲介を手がけ、2006年11月期には年売上高約45億7000万円を計上していた。

しかし、サブプライムローンに始まる不動産市況の悪化により、新築マンションの販売が低迷。物件の売却とともに借入金の返済を進めていたが、不動産価格の下落などにより、多額の損失計上を余儀なくされていた。2008年頃に事業を停止、ここに来て債務整理の目途が立ち、今回の措置となった。 

クラウディアは、2007年7月設立の不動産販売業者。アルゴノーツに連鎖するかたちで2009年頃に事業を停止し、同様の措置となった。

東京商工リサーチ及び帝国データバンクによると、負債総額は約54億9000万円。