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オリックス・レンテック、受変電設備レンタル大手の淀川変圧器を買収

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電子計測器、科学・環境分析機器、医療機器、ロジック開発機器、パソコン、PC、タブレット、サーバー、ワークステーション、などのレンタルサービスを行っているオリックス・レンテックは、受変電設備レンタルの業界最大手である淀川変圧器の発行済株式のすべてを取得することで合意し、ポラリス・キャピタル・グループとの間で株式譲渡契約を締結したと発表した。

淀川変圧器は、受変電設備*1のレンタル業界で最大手の総合エンジニアリング会社。特に、キュービクル*2をはじめとする受変電設備や発電機、変圧器などの設備をレンタル製品として豊富に取り揃え、また顧客の要望に応じて、受変電設備をオーダーメイドで組み上げるなど、高い技術力を有している。

受変電設備のレンタルは、主に鉄道やトンネルなどのインフラ建設工事や、工場や大規模ビルなどの既存電気設備の更新・メンテナンス、メーカーによる製品の研究試験評価の際など、土木建設、電気工事、重電業界などで幅広く利用されている。2020年の東京オリンピックを目前に控えた建設工事の活況や、”保有からレンタルへ”という顧客ニーズの高まりなどを受け、レンタル需要は拡大している。

オリックス・レンテックは、電子計測器やIT関連機器など、40年以上に亘って精密機器のレンタルサービスを提供。また、資産管理ノウハウを生かし、現在ではロボット、ドローン、3Dプリンタを活用した各種サービスなど事業の幅を広げている。

今回の買収により、淀川変圧器をオリックスグループに迎え入れることでレンタル事業における商品ラインアップの拡大を図るとともに、両社が持つ専門性と顧客ネットワークの融合を進め、事業シナジーを追求していく。

*1受変電設備:電気事業者から受電した電力を使用施設に適した電圧に変換する設備で、変圧器のほか、各種保護装置や制御装置などから構成される。
*2キュービクル:キュービクル式高圧受変電設備の略称で、高圧電力用の受変電設備一式を金属製の箱に収めたもの。