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合成ゴム大手のJSR、創薬支援サービス提供のCrown社を約440億円で買収

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合成ゴム2強の一角、自動車タイヤ用が主のJSR【4185】は、製薬企業向けに医薬品開発プロセスの臨床試験前段階において創薬支援サービスを提供しているCRO(Contract Research Organization)であるCrown Bioscience International(以下、Crown社)の全株式を取得し、完全子会社化すると発表した。
取得価格は、約440億円を予定。

JSRグループはライフサイエンス事業を石化事業、ファイン事業に次ぐ第三の柱と位置付け、医薬品開発プロセスの革新に貢献することで価値を提供し、同事業を拡大していくことを目指している。

Crown社は、世界でがん、炎症性疾患、心血管疾患及び代謝性疾患領域に対して、医薬品の基礎研究成果を臨床研究や実用化にまで高める創薬探索開発受託サービスを提供する会社。高付加価値サービスを提供するCROとして業界に深く浸透し、グローバルに事業展開している。

JSRによるCrown社の業績見通しは、2018年12月期売上高及びEBITDAで2,700百万台湾ドル、600百万台湾ドルをそれぞれ見込んでいる。他方、JSRグループは医薬品開発プロセスの上流にあたる戦略的基礎研究・診断薬開発に従事し、同下流にあたるバイオ医薬品の製造プロセスにおいては細胞株樹立から製造プロセス開発・GMP 製造受託まで一貫した形で価値を提供する枠組みを構築してきた。 本買収の完了によって、JSRのライフサイエンス事業は、戦略的基礎研究、診断薬開発、創薬探索開発受託、細胞株樹立から製造プロセス開発、GMP製造受託まで拡大し、製薬業界に創薬プロセスへの製品・サービス提供からGMP製造までシームレスに価値を提供していく。

本買収は、本買収のために設立されたJSRのケイマン諸島における買収目的子会社(以下、Merger Sub)とCrown社を合併させる方法により行い(*1)、合併後の存続会社はCrown社となる。Crown社の株主は既存のCrown社株式が消却される代わりにJSRから対価として現金(75台湾ドル/株(278 円/株)・総額(見込)約120億台湾ドル(約440億円))を受領する権利を取得する。Merger Subの株式は合併の効果により、Crown社の株式に転化され、結果Crown社はJSRの完全子会社となり、合併後のCrown社はTPExの上場を廃止する。

(*1)逆三角合併と呼ばれる手続きで、友好的買収の際に一般的に用いられている手法。

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