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メディカルシステムネットワーク、青森県の調剤薬局運営企業を買収

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薬局向け医薬品情報仲介が祖業の調剤薬局持株会社であるメディカルシステムネットワーク【4350】は、保険調剤薬局経営のアポテックの全株式を取得し、連結子会社すると発表した。
取得価格は、約20億円。

なお、アポテックを子会社化することにより、同社の子会社であるラパナ、メディセーブ、コスディック、A-システムがメディカルシステムネットワークの孫会社となる。

メディカルシステムネットワークグループは、企業理念として「良質な医療インフラの構築を通じて地域住民のQOL(Quality of Life)向上に貢献すること」を掲げ、医薬品等ネットワーク事業(医薬品卸と調剤薬局・病医院との間の医薬品オンライン受発注及び関連業務のアウトソーシング)と調剤薬局事業の2事業を中核事業として展開しており、平成29年12月1日現在、メディカルシステムネットワーク及び連結子会社13社より構成されている。また、医薬品ネットワーク加盟件数は2,294件に拡大し、メディカルシステムネットワークグループが運営する調剤薬局は385店舗となっている。

調剤薬局事業においては、地域住民の皆様の「まちの灯り」として“健康に関する多様なサービスを提供する「地域薬局」”を理念に掲げ、在宅医療への取組み、薬剤師をはじめとした社員へのスキルアップ教育、患者様の目線に立ったアメニティ改善など、薬局サービスの品質向上に努めている。また、より多くの人々へサービスを提供するべく新規出店及びM&Aによる調剤薬局店舗網のドミナント化を推進している。

アポテックは、傘下に調剤薬局運営会社3社とシステム開発会社1社を保有する持株会社であり、「誠意・研鑽・奉仕」の経営理念のもと、青森県を中心にグループ全体で調剤薬局14店舗を展開するほか、調剤薬局向けシステム開発・販売をおこなっている。また、社内研修や勉強会を積極的に実施し、全店舗で在宅医療に取り組むなど、地域住民のQOL向上に貢献している。

メディカルシステムネットワークは、地域に根ざした薬局運営に定評のあるアポテックグループを迎えることにより、同グループが注力している在宅医療への取組や医療安全への取組のノウハウを共有し、より質の高い地域薬局(かかりつけ薬局)づくりができると考えており、また、メディカルシステムネットワークが重点地域として取り組む東北エリアにおいて、既に展開する店舗網と合わせ一層の店舗拡充を図ることで、効率的な経営体制の構築と収益力の強化を実現していくことを目的として今回の買収に至った。