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住友商事、米国マイクロタグ製造ベンチャーに出資 ファンド1号案件

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住友系の総合商社の住友商事【8053】は、米州住友商事会社傘下に設立したベンチャー投資ファンドを通じて、マイクロタグおよびハイパースペクトルカメラの製造を行うベンチャー企業、TruTag Technologies, Inc.(以下、トゥルータグ社)に出資したと発表した。

特許技術を保有するトゥルータグ社製マイクロタグは、高純度の粉末シリカ粒子の表面に、直径がナノメートル単位の同じ形状の穴を無数に形成することにより製造され、これをコーティングやフィルム、塗料などに混ぜて製品に取り付ける。マイクロタグを取り付けた製品に、トゥルータグ社製ハイパースペクトルカメラで光を当てると、穴の形状ごとに異なる光の反射が起きる。その光の反射パターンと特定の製品情報をひも付けておくことで、さまざまな製品の認証・識別に応用することが可能になる。

また、トゥルータグ社製マイクロタグには、目に見えないほど小さく、無害で食べられる、耐熱1000度といった特徴があり、現時点では、主に錠剤や政府規制に基づくセキュリティラベルなどに使用されており、今後、従来のバーコードやRFID、QRコードなどに替わり、より多様な製品へのアプリケーションが期待される。

昨今、トレーサビリティの欠如による偽造、横流し、産地偽装、品質保証などがさまざまな業界で問題となっているが、住友商事グループは、トゥルータグ社が提供する革新的なトレーサビリティがこれらの問題の抜本的な改善策となりうると考えている。今後、住友商事グループの既存ビジネスのプラットフォームにおいて、トゥルータグ社が持つ技術のさまざまな活用方法を検討していく。

住友商事グループは、1998年に設立したベンチャーキャピタルPresidio Ventures, Inc.(以下、プレシディオ)を通じ、革新的な技術・事業モデルを開発するベンチャー企業への投資と、投資先との事業創出を継続してきた。2017年4月には、プレシディオが蓄積した、ベンチャー事業推進に係る知見やネットワークを、住友商事グループが展開する様々な事業分野に拡げていくことを目的に、シリコンバレーオフィスを設立した。

2017年7月には、米州住友商事傘下にベンチャー投資ファンド、Presidio Ventures SCOA Fund, LLCを設立し、同社を出資母体としたR&D共同ベンチャー投資支援制度の運用を開始した。同制度は、アーリーステージのベンチャー企業への投資について、現地でスピード感をもって判断し、住友商事グループの既存事業の高度化や新規事業開発の支援ツールすることを目的としており、トゥルータグ社への出資は本制度の第一号案件となる。

【会社概要】
会社名称:TruTag Technologies, Inc.
本社所在地:米国ハワイ州
代表者:Michael Bartholomeusz(マイケル・バーソロメウス)
設立時期:2011年
事業内容:粉末シリカを用いたマイクロタグ、及びハイパースペクトルカメラの製造
従業員:40名

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