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セブンシーズHD、不動産事業会社等4社を買収 不動産事業に注力へ

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債権回収業から撤退し一気に事業規模縮小、不動産販売に注力、コンビニ向け健康グッズ販売も展開中のセブンシーズホールディングス【3750】は、投資業、不動産事業、不動産流動化における匿名組合の組成を行っているナッツリアルエステート合同会社を取得し、また、ナッツリアルエステート合同会社が組成する匿名組合を通じてホテル、旅館、レストランの経営及び不動産事業を営んでいる仙石原開発及び不動産事業の池田不動産の各株式並びに投資業、不動産事業、不動産流動化における匿名組合の組成を行っている合同会社バロンの持分を取得すると発表した。
取得価格は、4社合計で約10億円。

セブンシーズグループは、平成29年1月27日付け「フィナンシャルソリューション事業の資産の一部譲渡及び事業の一部休止に関するお知らせ」にて開示したとおり、これまでの中核事業であった債権管理回収業から撤退することとし、同事業を営んでいたセブンシーズ債権回収は保有していた買取債権を外部に売却し平成29年8月4日付で清算結了している。

一方、平成29年3月27日付け「当社の今後における事業方針に関するお知らせ」にて開示したとおり、セブンシーズグループは、不動産事業を今後のセブンシーズグループにおける中核事業と位置付け、採算性が見込める案件の発掘、取得、販売を模索していた。

そのような中、アクア戦略投資事業有限責任組合が平成29年10月4日からセブンシーズ株式に対する株式公開買付けを実施し、平成29年11月2日付け「アクア戦略投資事業有限責任組合による公開買付の結果並びに親会社、主要株主である筆頭株主及び主要株主の異動に関するお知らせ」にて開示したとおり、アクア戦略投資事業有限責任組合、ACA、ACA Investments Pte Ltd及びACA Partners Pte Ltd(以下、親会社ら)がセブンシーズの親会社となった。

親会社らは、価格競争力のある収益不動産を取得すること、および、老朽化したビル・旅館のリニューアル後に物件価値を高めて売却することに関して、ノウハウを有しており、具体的には、不動産物件の仕入ネットワーク、内装等のリニューアルを実施可能なデザイン会社・設計事務所との提携関係、リニューアル後のビルへ誘致する有望なテナント候補者とのネットワーク、リニューアル後の旅館の単価向上策・富裕層集客のノウハウなどを有している。

株式公開買付け成立後においても、親会社らは、セブンシーズの今後の中核事業を不動産事業とすべきとの認識であり、今後の事業方針等の協議に際して、親会社らのノウハウを段階的に蓄積していくことを目的とし、その第一弾として今回の買収に至った。