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電通、ファンド通じ米国DNA合成技術開発企業に出資
広告代理店国内首位で世界5位の電通【4324】が運用するコーポレート・ベンチャーキャピタル・ファンド「電通ベンチャーズ1号グローバルファンド」は、DNA合成を画期的に効率化する独自技術を開発・保有する米国の「Twist Bioscience Corporation」(以下、ツイストバイオサイエンス社)に出資したと発表した。
ツイストバイオサイエンス社は、従来の製造プロセスに比べて高効率・短納期・低価格で、DNA合成を可能とする独自技術を保有しており、各種顧客ニーズに応じたDNAを提供している。同社は、従来型のプラスチックプレートではなく、独自開発したシリコンプレート上でDNAを合成することでそのプロセスを画期的に効率化し、迅速かつ高品質なDNA生産を可能にし、新薬発見、新素材生産、農業、学術研究、医療診断などの分野への新たな可能性を切り開いている。また今後は自社のDNA合成技術を応用し、創薬やDNAを大容量記憶装置として利用するデータストレージなど事業領域を拡大していく予定。
今後、電通ベンチャーズは、製薬からバイオコンピューティングまで多様な用途で展開可能なテクノロジーを開発するツイストバイオサイエンス社の成長戦略を支援していく。具体的には、電通グループが有する顧客企業やパートナー企業とのアライアンスを促進することで、同社による革新的ビジネスの開発に貢献していく。
<ツイストバイオサイエンス社の概要>
社名: Twist Bioscience Corporation
本社所在地:米国カリフォルニア州サンフランシスコ市
代表者: Emily LeProust(CEO)
事業内容: DNA合成を効率化する独自技術の開発