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住友商事、NCデザイン&コンサルティングに出資 デジタルトランスフォーメーション事業推進へ 

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住友系の総合商社である住友商事【8053】は、NCデザイン&コンサルティング(以下、NCDC)の第三者割当増資を引き受け、総額5,000万円を出資したと発表した。

近年、IoT、ビッグデータ、人工知能といった革新的なデジタル技術の進化により、さまざまなビジネス領域で最先端のICT技術を活用した既存事業の高度化・新規事業開発(以下「デジタルトランスフォーメーション」)が推し進められている。デジタルトランスフォーメーションの実現にあたっては、ビジネス戦略策定および実証、システム開発・運用といったプロセスが必要になるが、現状、これらの機能を一元的かつ迅速に提供できる企業は限られている。

NCDCは、デザイン思考(注1)やアジャイル開発手法(注2)の活用により、これら機能を提供し、企業のデジタルトランスフォーメーションを支援することに特化した企業である。NCDC、住友商事は、今後、各社の持つリソースやノウハウを活用し、住友商事グループのデジタルトランスフォーメーションを推進していく。

NCDCは、既に各業界の数々のトップ企業に対し、デジタルトランスフォーメーション支援の実績がある。NCDCは、今回の資金調達により、エキスパート人材の獲得や新規事業開発を行い、さらなる事業拡大を目指す。また、住友商事グループとの連携を図るとともに、その経験と実績を生かし、多くの日本企業のデジタルトランスフォーメーションを推進していく。

住友商事は、ICTを全社で活用し、デジタルトランスフォーメーションを推進していくことを目的に、2016年4月に、全社横断組織「IoT&AIワーキンググループ」を発足。これまでIoT&AI関連の最先端技術を切り口に、各種ビジネスの競争力強化・イノベーション創出を図り、住友商事グループの事業価値向上・収益基盤拡充に努めてきた。今後、NCDCの豊富な経験とノウハウを活用し、システム開発にあたってはグループ会社のSCSKとも連携することで、住友商事グループのデジタルトランスフォーメーションをさらに加速していく。住友商事は、最先端のICT技術を活用した事業経営を目指し、より便利で豊かな社会創りに貢献していく。

(注1)顧客目線・経験をベースに新たな製品やサービスの開発、および課題解決に繋げる考え方。
(注2)迅速かつ柔軟に顧客と確認しながら進めるソフトウェア開発手法。