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アスパラントグループ、宝酒造からタカラ長運を買収

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事業再生ファンド運営のアスパラントグループが運営するAG2号投資事業有限責任組合(以下、AG2号ファンド) は、AG2号ファンドが保有するアスパラントグループSPC4号を通じて、宝酒造からタカラ長運の全株式を譲り受けると発表した。

タカラ長運は、1949年に設立され、2006年にタカラ物流システムの出資により宝ホールディングスの傘下へ入り、その後2014年には同じく宝ホールディングスの連結子会社である宝酒造の100%子会社となった。

事業面では、長崎県の鮮魚の輸送を起源とし、その後、総合物流企業として、輸送(陸上、通運、海上)・保管・工事の一貫サービスを長崎県ならびに九州地区を中心に提供し、業容を拡大してきた。特に基幹産業向けの重量物の輸送・保管・工事業務、および、農作物・地元鮮魚などの輸送業務に関して、長年の経験とノウハウを保有しており、競合に比べ圧倒的な差別化がはかられており、そのため、長崎県ならびに九州地区に展開する大手企業や地元企業など優良な顧客基盤の構築ができており、長崎県において有数の総合物流企業として安定した事業基盤を保有している。

アスパラントグループの資本参画後は、アスパラントグループから常勤・非常勤役員をはじめとした人的資源を投入した上で、アスパラントグループの事業支援経験・ノウハウ、及びネットワーク等を活用し、経営管理機能の強化による対象会 社の更なる採算性の改善や新規顧客の開拓に取組み、更なる事業の発展を目指していく。