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タムラ製作所、独はんだメーカーを買収 欧州展開加速

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トランス、リアクター大手のタムラ製作所【6768】は、ドイツのはんだメーカーであるElsold GmbH & Co. KG(以下、ELS社)の持分100%を、ドイツにおける持株会社TAMURA DEUTSCHLAND GmbHを通して現地資本の法人より取得したと発表した。
取得価格は、非開示。

タムラ製作所は、長期ビジョンとして創業100周年(2024年)を見据えながら2018年度をターゲットとする第11次中期経営計画(2016~2018年度)「Biltrite Tamura GROWING」を策定しており、そのなかで、非日系顧客への売上比率を30%以上へ拡大し、最適なグローバル体制を作ることも目指している。タムラ製作所の電子化学事業は、中期戦略において、非日系顧客を中心に、ソルダーペースト等の高付加価値実装材料を拡販することを方針として掲げており、電子化学材料の海外生産拡充を中期経営計画第2年度以降の課題として本格的に進めてきた。

他方、ELS社はドイツに製造拠点を有し、電子部品・自動車部品用途のはんだ事業を展開する企業で、ドイツを中心とした欧州各国の顧客に対して、数多くの納入実績を誇っている。

今回の持分取得によりタムラ製作所は、アジア・アセアンでの既存の販売網を通じてELS社が強みとする棒はんだ及び糸はんだの拡販を支援するとともに、ELS社の有する販売網や製造拠点を活用してタムラ製作所の電子化学材料の欧州展開を加速していく。