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積水化学工業、ベトナムのプラスチックパイプメーカーに出資 水インフラ整備需要獲得加速へ 

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住宅、環境・ライフライン、高機能樹脂の3カンパニー制の積水化学工業【4204】は、ベトナム社会主義共和国の北部ハイフォン市に本社を置くプラスチックパイプメーカーTIEN PHONG PLASTIC JOINT STOCK COMPANY(以下、TP社)の発行済み株式の15%を取得したと発表した。

TPグループとの関係をより強固なものとし、ベトナム全土における水インフラ整備需要の獲得を加速させる。

積水化学工業グループの2017~2019年度の中期経営計画「SHIFT 2019 -Fusion-」において、環境・ライフラインカンパニーは、ASEAN地域を中心とするアジア地域での事業拡大を成長戦略の一つに位置付け、配管・インフラ分野における上下水道やプラント向け製品の拡販に取り組んでいる。

積水化学工業では、2015年1月にSEKISUI VIETNAM PIPE SOLUTIONS COMPANY(現SEKISUI VIETNAM COMPANY)をベトナム北部のハノイ市に設立し、TP社とともに自社品のOEM供給体制の構築、および共同でのマーケティングを実施してきた。また、本年7月に資本・業務提携契約を締結したTIEN PHONG PLASTIC SOUTH JOINT STOCK COMPANY(以下、TPS社)との間では、ベトナム南部市場の需要獲得に向け、特許ならびに生産ノウハウの使用許諾に関する具体的検討を開始している。

TPS社に続き、その実質的親会社であるTP社への資本参加により、TPS社を含むTPグループと積水化学工業の関係はより強固なものとなり、ベトナム全土における水インフラ整備需要の獲得に加え、ASEAN地域への早期進出を目指し、次の①~③の取り組みを加速させる。

①ベトナム全土における需要獲得に向け、TPグループへの当社特許ならびに生産ノウハウの使用を許諾し、TPグループの製品ラインナップ強化を実施
②TPグループの販売網活用による、建築、土木、プラント関連製品などの拡販
③TPグループの生産拠点活用による他のASEAN地域および日本向け製品の製造委託

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