電通、ロシアのメディアエージェンシー「People & Screens」に出資

広告代理店国内首位の電通【4324】の海外本社「電通イージス・ネットワーク」は、ロシアのメディアエージェンシー「People & Screens」（以下、ピープル＆スクリーンズ社）に出資すると発表した。

2015年に設立されたピープル＆スクリーンズ社は、フルサービスを提供するメディアエージェンシー。特にモバイルやテレビなどオンラインとオフラインをまたぐすべての広告メディアの効果測定と、それに基づくより効率的なメディアプランニングに定評がある。顧客企業には、Eコマースやゲーム事業を行うモバイルアプリ企業が多く含まれる。

ロシアではスマートフォンの普及とともにモバイル広告が飛躍的に伸長している。電通イージス・ネットワークの推定では、2016年は前年比で80％増となり、今後も大きく伸長するものと予測している。
出資後、電通グループは、ロシアに展開するグループ各社とピープル＆スクリーンズ社の協力関係を強化することで相乗効果を生み出し、成長戦略を加速させていく。

【ピープル＆スクリーンズ社の概要】
社　　名　　：　People & Screens （ピープル＆スクリーンズ社、登記社名はZenmico Trading Limited）
本社所在地　：  ロシア・モスクワ市
設　　立　　：　2015年10月
株主構成　　：　非開示
収益(Revenue)：　2,100万ロシアルーブル（約4,200万円）（2016年12月期）
代表者　　　：　Andrew Chernyshov (Managing Director)
従業員数　　：　27名
事業内容　　：　マス・デジタルなどのメディア向け広告サービスを提供