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ACAグループ運営ファンド、ワークスアプリケーションズに出資 再上場目指す 

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日本ならびにシンガポールに拠点を置くファンド投資グループであるACA Investments Pte Ltd(以下、ACAグループ) の運営するファンドは、大手企業向けERPパッケージソフト開発のワークスアプリケーションズ(以下、WAP)が行う総額50億円の第三者割当による普通株式発行の引受及びWAP既存主要株主から株式を譲り受けると発表した。

WAPは、代表者である牧野正幸氏、阿部孝司氏、石川芳郎氏が1996年に創業した、本邦No.1のシェアを有する大手企業向けERP(統合基幹業務システム)パッケージ・プロバイダー。WAPは、従来からの主力製品である「COMPANY」シリーズに加え、クラウド・分散処理・ビッグデータ解析を技術基盤とする世界初の自動入力、自動学習等の人工知能機能搭載のクラウドERP「HUE」を2016年1月に本格販売開始しており、以降わずか1年半で採用社数が50社を突破、高いユーザビリティと、HR(人事)・AC(会計)・SCM(サプライチェーンマネジメント)に跨る総合性を兼ね備えた基幹業務スイートとして、世界的に高い注目を集めるところとなっている。

HUEの投入効果から、WAPの2017年6月期の売上高(連結)は500億円を突破し(前 年同期比+22%)、累計ユーザー数(企業グループ数)も日本の大手企業並びに自治体・公共 機関等を中心に1,300超を数える。足元では、「HUE」の開発・拡販スピードを継続するために必要不可欠な、財務基盤、管理体制強化等の事業構造変革に取り組んでいる。

かかる状況において、ACAグループは、WAPが「COMPANY」のHR領域で築き上げた高度な製品力、開発・営業ノウハウ、またそれらに基づく既存ユーザーとの強固なリレーションシップ、更には、WAPが圧倒的な市場ポジショニングを獲得したHR領域から飛躍し、ERP市場の本丸とも言えるAC・SCM領域を席巻し得る、「HUE」の持つポテンシャルを非常に高く評価している。ACAグループは、WAPの更なる成長を実現するための増資に加え、複数の取締役を含む役職員を派遣し、経営及び財務の両面から最適な経営支援を行うことで、WAPの役職員と協力し成長戦略を実現し、また、数年以内の株式再上場を目指す。