• icon-facebook
  • icon-twitter
  • icon-feedly

7

スシローグローバルHD、神明及び元気寿司、資本業務提携へ

  • 0
  • このエントリーをはてなブックマークに追加1
  • feedy

回転ずし業界首位のスシローグローバルホールディングス【3563】(以下、SGH)、米穀卸で元気寿司の親会社である神明及びすし業態「魚べい」が主柱の元気寿司【9828】は、資本業務提携を行うと発表した。

SGHは、国内では「スシロー」ブランドにて直営方式による回転すし店を中心に展開し、海外では韓国で直営方式による回転すし店を展開しており、店内調理を通した寿司やサイドメニューの品質にこだわり、独創的な創作寿司の展開や先進的なIT技術の活用などを通して回転寿司業界における国内シェアはNo.1となっている。

神明は、基幹事業である米穀卸売事業、パックご飯や炊飯米等の加工米飯事業、国内外での外食事業に加え、近時では青果物や水産品を含めた「川上から川下までの食のバリューチェーン」構築に向け積極的に展開。 神明の連結子会社である元気寿司は、「元気寿司」、「魚べい」等のブランドにて、回転レーンをなくし、タッチパネルと三段の高速レーンを設置したオールオーダー型店舗「回転しない寿司」の展開を進めるなど、新たな事業への取組みを積極的に行い回転寿司業界において一定の地位を確立しつつあり、また、海外においては、主にフランチャイズ方式により展開を進め、最新の店舗システムと技術を世界に向けて発信し、日本の回転寿司としては、No.1の店舗数とブランド力を有している。

現在、SGHや元気寿司が属する低価格回転寿司業態は他の国内外食産業と比較して高い成長性を見込むことのできる業界であるものの、依然として消費者の節約志向は根強く、また、少子高齢化による労働力減少や人件費の高騰、業種・業態の垣根を越えた顧客獲得競争の激化など、経営環境は厳しさを増している。 そのような環境認識の中、SGH、神明及び元気寿司の3社は、長期的には成熟が見込まれる国内市場では強固な事業基盤・調達力・店舗網を構築し、量・質ともに圧倒的な規模の企業へと成長することが、そして有望なホワイトスペースが広がる海外市場では競合他社に先行した展開を行うことが、事業価値の最大化を図ることができる戦略であるとの認識にもとづき、協議を進めてきた結果、SGHと神明の子会社である元気寿司の間の経営統合に関する協議を開始することを目的とした資本業務提携を行うことが最善と判断、今回の資本業務提携に至った。