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医薬品卸大手のスズケン、理科学機器等開発のヤマト科学と資本業務提携
医薬品卸大手のスズケン【9987】は、理科学機器、試験研究設備等の開発・製造及び販売を行っているヤマト科学と資本業務提携を実施すると発表した。
スズケンは、環境変化を見据えた既存事業の利益体質を強化するとともに、グループ各事業の機能を融合し、さらに、パートナー企業や外部企業との協業により、将来に向けた新たなビジネスモデルの構築を目指している。
一方、ヤマト科学は各企業・大学・試験研究機関における、研究開発及び生産技術の革新を支援し、科学技術の進歩発展に貢献することを経営の基本理念とし、理科学機器・試験研究設備・分析計測機器・産業試験検査機器・医療機器のメーカーとして、また、研究開発全般及びものづくり・生産技術に必要な高度先端機器を取り扱う商社として、積極的な事業展開を行っている。
現在、スズケンは「キュービックス®」に関わる薬剤管理用冷蔵庫の開発・製造をヤマト科学に委託するとともに、その運用・保守・配送を共同して行なっている。今後も共同の取り組みによって、新たなソリューションの提供がより一層期待できると判断し、業務提携について協議を進めてきていた。今回、製薬企業や医療機関、保険薬局、患者への新たな価値を創造するために、革新的な製品とサービスの開発を両社の相互の信頼関係を基盤とし協力して推進することを目的に資本参加を含む業務提携を行うこととした。