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豊田合成、ブラジルの自動車用樹脂部品会社を子会社化 ブラジルでの事業基盤強化
トヨタ系の合成樹脂、ゴム製品の部品メーカーの豊田合成【7282】は、成長が期待されるブラジルにおける事業基盤を強化するため、同国で自動車の内外装部品を生産する「ペクバルインダストリア(有)」(以下、ペクバル社)を2017年12月までに子会社化すると発表した。
ペクバル社は現在、デンソーの子会社であるシミズ工業と豊田合成の合弁会社だが、今回、両社は、豊田合成がシミズ工業からペクバル社の全持分を取得することに合意した。
豊田合成のブラジル事業は、ペクバル社とGDBRの2拠点体制で、内外装部品、セーフティシステム製品、ウェザストリップ製品をカーメーカーへ提供している。今回のペクバル社の子会社化により、内外装部品の納入体制を強化し、顧客の調達ニーズに応えていく。
◆ペクバル社の概要
1. 会社名 ペクバルインダストリア(有) (Pecval Industria Ltda.)
2. 所在地 ブラジル連邦共和国 サンパウロ州 インダイアツーバ市
3. 設立年月 1997年11月
4. 資本金 1億4,210万レアル (約49.7億円)※2
5. 株主
[現在] シミズ工業株式会社 70% 豊田合成株式会社 30%
[子会社化後] 豊田合成株式会社 100%
6. 代表者 取締役社長 大崎 勝之
7. 生産品目
内外装部品 (インストルメントパネル構成部品、ラジエータグリル 等)
セーフティシステム製品(サイドエアバッグ、助手席エアバッグ 等)
ウェザストリップ製品 (ガラスラン、ドアウェザストリップ 等)
8. 面積土地 27,500m2 建屋 11,400m2
9. 従業員数 194名(2017年6月末)
10. 売上高 9,275万レアル(約32.4億円)※1(2016年度)
※1 1レアル=35円で計算。