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芙蓉総合リース、手術支援ロボット開発のリバーフィールドに出資

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みずほ系で情報関連、事務機器等のファイナンスリースのほか、不動産リースに強みをもつ芙蓉総合リース【8424】は、国産初の手術支援ロボットを開発中であるリバーフィールドに対して、リース・レンタル等の販促提携を前提とした出資を行ったと発表した。

具体的には、リバーフィールドが実施する総額10億円の第三者割当増資のうち3億円を引き受け、出資した。又、自動車部品メーカーの三恵技研工業も同様に同社に出資し、手術支援ロボットの駆動ユニットの開発を行う予定としている。

リバーフィールドは東京工業大学発の産学連携のベンチャー企業であり、東京工業大学、東京医科歯科大学と共同開発を進めている「空気圧操作技術」により、現状の手術支援ロボットの課題となっている「操作時の力の感覚」を確保した上で、さらに小型化、低価格化を実現する計画。2020年に実用化を見込んでおり、手術支援ロボットで先行している米国インテュイティブサージカル社の製品「ダ・ヴィンチ」に対抗して行く構え。

「手術支援ロボット」は、日本のロボット技術の実用化という面で期待を集めている分野。本件は「国産初の手術支援ロボット」ということで、開発が進むにつれて高い注目を集めていくものと考えている。

芙蓉総合リースは2017年にスタートした新中期経営計画「Frontier Expansion 2021」において、「医療福祉」を戦略分野の一つとしており、経営資源を集中的に投下していく計画としている。

「医療福祉分野」では、入口から出口までワンストップのサービス提供を目指した事業機会の創出と育成を行っていきたいと考えており、不足している機能やサービスについては資本提携も含めた提携により積極的に強化してく方針。この方針に基づき、2017年1月に診療・介護報酬の債権買取サービスを持つアクリーティブを連結子会社化、続いて2017年3月に中古医療機器の撤去・販売業の株式会社FUJITAとの資本業務提携を行っているが、本件出資についてもこれらの強化策の一環と位置付けている。