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名刺管理サービスのSansan、Salesforceなどから総額42億円の資金調達実施

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Sansanは、未来創生ファンド、DCM Ventures、Salesforce Venturesから、総額約42億円の資金調達を実施した。
Sansanはこの資金を、名刺アプリ「Eight」の国内およびアジアでのマーケティング活動へ投じ、アジアNo.1のビジネスプラットフォームを目指す。

【資金調達の背景・目的】
Eightは名刺を起点とした国内最大のビジネスネットワーク。
2012年のサービス開始以来、名刺を正確にデータ化する名刺管理機能を提供しており、これまで180万人以上に利用され、約3億枚の名刺が取り込まれている。

2017年2月のリニューアルを経て、情報交換ができる「フィード」、チャットができる「メッセージ」、経歴やスキルを伝える「プロフィール」といったビジネスパーソン同士でつながる機能が強化され、ビジネスSNSへと更なる進化を遂げた。
さらに、2017年9月には海外版をリリースし、名刺がビジネスで日常的に使われているアジア・インド地域へ展開を開始する。

これに呼応して、調達した資金をEightの国内およびアジアでのマーケティング活動に投じることにより、ユーザーを一気に拡大させ、アジアNo.1のビジネスプラットフォームを目指していく。

なお、今回の資金調達は2016年1月に次ぐもので、約42億円はSansanとして過去最大。
これにより調達総額は約84億円となり、うち約4割は海外投資家からの出資である。

【資金調達先について】
・未来創生ファンド
未来創生ファンドは、スパークス・グループを運営者とし、トヨタ自動車、三井住友銀行を加えた3社による総額約135億円の出資により、2015年11月より運用を開始した。
「知能化技術」「ロボティクス」「水素社会実現に資する技術」を中核技術と位置づけ、それらの分野の革新技術を持つ企業、またはプロジェクトを対象に投資を行っている。

DCM Ventures
DCM Venturesは、運用総額30億ドルを超える ベンチャーキャピタル。シリコンバレー、北京、東京にオフィスを構え、実践的な経営アドバイス、グローバルなビジネスネットワーク、資金提供により起業家をサポートしている。

Salesforce Ventures
Salesforce Venturesは、セールスフォース・ドットコムの投資部門。グローバルで2009年に設立され、資金提供および世界最大のクラウドエコシステムを通じ、次世代を担うスタートアップ企業の成長促進と競争力の強化を支援をしている。

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