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日本たばこ産業、インドネシアのたばこ製造会社を約745億円で買収 

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日本たばこ産業【2914】は、インドネシアにおいてクレテックたばこ事業を展開するPT. Karyadibya Mahardhika(以下、KDM 社)及び同社製品の流通・販売を担うPT. Surya Mustika Nusantara(以下、SMN グループ)の全発行済株式を取得すると発表した。
取得価格は、6億7700万米ドル、日本円にして約745億円。

インドネシアは、世界第2位のたばこ市場であり、クレテックたばこがその太宗を占めている。クレテックたばこは、たばこ葉にクローブを混ぜたたばこであり、機械巻き又は手巻きによ って製造されている。

現在、日本たばこグループは同国において主に紙巻たばこ事業を展開しているが、本買収を通じて、同国のクレテックたばこ市場におけるプレゼンスの拡大を図っていく。

代表取締役副社長 たばこ事業本部長の岩井睦雄氏は次のように述べている。 「KDM社の保有する調達・製造を含めたサプライチェーン及びSMNグループのインドネシア全域にわたる流通販売網の獲得を通じ、インドネシア市場への本格参入が可能となる。本買収は、将来に亘る持続的成長に向けた地理的拡大の一環として、非常に重要なものと考えている。とりわけ、本件は成長する東南アジアにおける初の大型買収案件であり、同地域において、更なる事業基盤を獲得する絶好の機会である。」

KDM社は、ジャワ島における9つの製造施設にてクレテックたばこを製造しており、SMNグループがインドネシア全域で同社製品の販売を行っている。なお、KDM社及びSMNグループには、総計約7500名の従業員が在籍している。

日本たばこ子会社であるJT International(以下、JTI)のCEOであるEddyPirard氏は次のように述べている。
「KDM社の高品質な製品及び現地での知見、並びにSMNグループの強靭な流通販売網に、JTIのグローバルな知見が加わることで、同国市場における更なる成長が期待できる。KDM社及びSMNグループの従業員がJTグループに加わることを楽しみにしている。」