制御機器専業メーカーのIDEC、バーコード関連開発のウェルキャットを買収

制御機器専業メーカーのIDEC【6652】は、バーコード・RFID関係のソフト及びハード開発設計、販売のウェルキャットの株式を取得し、子会社化すると発表した。
取得価額および株式取得の相手先は非開示。

ウェルキャットは、両手フリーで操作できるデータ収集送信用の携帯端末装置であるウェアラブルやハンディターミナルを中心としたバーコードリーダや、ICタグリーダの開発 設計・販売、関連ソフトウェアの開発並びにシステム提案などを行っており、今後も成長が期待できるRFID（※）をはじめとする自動認識市場においてクライアントを有し、さまざまなソリューションを提供している。

ウェルキャットをIDECの子会社とすることにより、IDECが得意とする固定式リーダと、ウェルキャットが得意とするハンディターミナルのパッケージ化による販促力強化、ソフトウェア開発によるRFID関連のシステム販売力強化、クライアントの相互紹介を通じた売上拡大を図るとともに、ウェルキャットと連携した生産コスト低減、海外展開における協業等を推進することで、シナジーの拡大を目指していく。

※RFID（Radio Frequency IDentification）：微小な無線チップにより人やモノを識別・管理する仕組み。