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アエリア、株式交換によりソーシャルゲームアプリ企画のエイタロウソフトを完全子会社化
決済やデータセンターなどITサービスが柱のアエリア【3758】は、アエリアを株式交換完全親会社、ソーシャルゲームアプリの企画・制作のエイタロウソフトを株式交換完全子会社とする株式交換により完全子会社化すると発表した。
アエリアグループは、コア事業と位置付けるITサービス事業について安定した収益基盤をもち、コンテンツ事業においても、スマートフォン・タブレット等のモバイルコンテンツの開発事業及び配信・運営事業を展開している。
アエリアグループが展開しているインターネット関連事業においては、スマートフォン・タブレット端末の普及に伴い、コンテンツサービスの多様化が市場規模を拡大しており、継続的な成長を続けている一方で、魅力的なコンテンツやアプリケーションを提供するため、サービス内容は複雑化・高度化する傾向にあるなど、開発費用や人件費等のコストが増加するだけでなく、企業間におけるユーザー獲得競争が一層激化しており、このような市場環境に対応するには、トレンドを捉え、ユーザー嗜好にマッチしたコンテンツ作りが求められる。
エイタロウソフトは、ソーシャルゲームアプリの企画・制作、開発及び配信をしており、平成29年6月1日にはタツノコプロよりライセンス許諾を受け、スマートフォン向けゲーム「タイムボカン24ボカンメカバトル!」を配信開始した。
また、同社は国内初のアプリによる3Dエンジンの開発に成功しており、最先端の技術を駆使した3Dアバターシステムの提供や、携帯電話において4人同時に参加可能なフル3Dオンラインの実現といった、常に新しい技術の研究開発にも力を注いでいる。
スマートフォン・タブレット等のモバイルコンテンツでの運営ノウハウ及び開発力を培ってきたアエリアグループと、アプリによる3Dエンジンに実績及びノウハウをもつエイタロウソフトが、コンテンツ共同開発並びにコンテンツの効率的なサービス運営をすることにより、アエリアグループのコンテンツ事業の基盤強化に大きく貢献することが期待できる。
また、エイタロウソフトにとっても両社の経営資源を共有することにより資金面での制約が緩和され、両社の更なる発展につながると判断。
それぞれの得意分野を生かしながら両社の事業を共に拡大発展させるための連携に向けた協議を重ねたところ、エイタロウソフトがアエリアのグループに加わり、シナジー効果を発揮することが最善の策であると合意に至り、本株式交換による完全子会社化を行うこととなった。
今後、アエリアグループ及びエイタロウソフトは企画、開発、運営における資源の相互活用により、両社の強みを生かした新しいゲームの制作、成長が見込まれる海外市場や新しいゲームプラットフォームを見据えた事業展開を行うことで、さらなる成長の実現を目指している。
また、アエリアは平成29年6月5日のアリスマティック、平成29年7月12日のグッドビジョン、平成29年8月24日予定のサクラゲートの完全子会社化に続くエイタロウソフトの子会社により、コンテンツ事業の更なる基盤強化、並びに事業拡大を目指していく。