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フォーサイド子会社、破産者「そらゆめ」からグッズ販売事業等を譲受け
出発は携帯コンテンツ配信、現在は電子書籍のほか貸金業、投資銀行事業、不動産事業も展開しているフォーサイド【2330】は、連結子会社のフォーサイドメディアが、破産者そらゆめ破産管財人永野剛志(以下、そらゆめ)より、そらゆめが運営していた「CROSSクラウドファンディング」及びこれに付随するグッズ販売事業を譲受け、新たな事業を開始すると発表した。
譲受価額は、230万円。
フォーサイドグループは、今後の企業価値向上を目指し、持株会社と事業会社を分離することにより、新規事業の開始及びM&Aによる事業拡張を円滑かつ効率的に行えるよう企業再編を実施し、新たな事業ポートフォリオを構築し、業容の拡大及び、事業リスクの分散を進めている。
直近では2017年3月31日に、主にアミューズメント施設向け景品制作・販売を行っているブレイクの子会社化(取得)を行い、ブレイクの持つコンテンツとフォーサイドの製品との融合を図ることで、他社にはない全く新しい付加価値を提供することが可能となった。その半面、業容の拡大を目指す上では総合的な販路の拡大が必須と考えており、新たな販売形態を模索している中で、そらゆめの本事業 に共感し、入札の結果、フォーサイドが譲り受けることとなった。
本事業は日本のアニメやゲーム等のオリジナルグッズの受注販売を行う購入型クラウドファンディングという新しい販売形態。購入型クラウドファンディングの特徴は、商品ごとに購入者を募り、一定数の購入者が 集まった場合のみ商品化される。 そのため、本事業においては在庫を抱えるリスクが少なく、また、ブレイクでオリジナルグッズの企画や制作を 受託出来るため、フォーサイドグループとのシナジーも強く、これまでに培ってきたデジタルコンテンツ事業の経験を活 かし、日本のアニメやゲームだけに留まらず、アイドルや声優といった新しいジャンルでの販売準備も進めていく。また、フォーサイドグループでは海外展開を行っている事業部門も複数あり、将来的にはその販路を活用した全世界での販売も視野に入れている。