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アスラポート・ダイニング、国内64店舗クレープ販売のモミアンドトイを株式交換により完全子会社化

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東証ジャスダック上場で焼き肉「牛角」FC店を展開するアスラポート・ダイニング【3069】 は、国内に64店舗クレープ販売店を展開するモミアンドトイ・エンターテイメントを株式交換により完全子会社化すると発表した。

アスラポート・ダイニンググループは、焼肉、居酒屋等の外食フランチャイズを中心に全国で713店舗を展開しており、2013年度より新たに「食のバリューチェーンを構築する」という目標を掲げ、外食(販売)事業から流通及び生産事業への進出を果たし、多層的な付加価値を生み出すビジネスモデルの構築に取り組んでいる。そして、その目標を達成するため4つの戦略「既存ブランドの競争力強化と成長」、「ブランド・ポートフォリオの多様化」、「海外市場への進出」、「食品生産事業と六次産業化への取り組み」を掲げ、更なる成長を目指している。

モミアンドトイは、「とろけるクレープ」を主力商品とする「MOMI&TOY’S」ブランド等で国内において64店舗を運営するクレープ販売会社。「MOMI&TOY’S(モミアンドトイズ)」は、元々はパティシエだった創業社長が「常識にとらわれることのない本当に美味しいクレープを作りたい」という思いから作られた本格的なクレープショップ。
モチモチした粘りのある食感の基になるグルテンを極限まで抑え、代わりにアーモンド粉を使用する事で、スポンジケーキを薄皮にして何層にも重ねたような、ミルクレープのようなやわらかい「とろける」食感が特徴であり、一般的なクレープとの大きな違い。また、特に中高生に大人気の、モチモチとした食感が特徴のタピオカドリンクを販売している。新業態として2016年度よりカジュアルクレープブランド「CrepesFamilia(クレープファミリア)」、タピオカを中心としたスイーツドリンクスタンド「CUP&CUPS(カップアンドカップス)」も展開している。

M&T(旧商号株式会社モミアンドトイ・エンターテイメント)は2017年3月期において売上1023百万円、経常利益70百万円と創業来の最高益を達成したが、今後の成長戦略としてグループ内での事業展開が最適であるとの判断より、同社とアスラポート・ダイニングは協議をしてきた。その過程において国内事業に特化する方針で双方が合意し、会社分割によりモミアンドトイを設立した上で、アスラポート・ダイニングへの子会社化を進めることとなった。モミアンドトイは、従来よりアスラポートグループと共同購買及び物流体制を構築している他、同社の代表取締役が親会社であった阪神酒販グループの取締役を務めていた関係などもあり、両社は密接な協力関係にある。

アスラポート・ダイニングとモミアンドトイは、グループにおいて培ってきたFCパッケージの開発力・競争力のある食材の購買力や全国規模での物流体制等のFC事業に係る機能・ノウハウ及び全国規模のフランチャイジー・ネットワークを共有することや、MD・商品開発及びアスラポートグループの他業態とのコラボレーションにより、国内において「MOMI&TOY’S」ブランドの更なる店舗展開が可能となり、ひいてはモミアンドトイの中長期的な発展や企業価値の向上を見込んでいる。また、アスラポートは、グループの経営方針である「ブランド・ポートフォリオの多様化」による「食のバリューチェーンの構築」の取り組みにも合致すること、グル―プの販売事業においてカフェ及びスイーツ業態の拡充を図っている中で、同社の効率的な業務遂行及びより迅速かつ機動的な決定を図るためには、段階的に歩みを進める資本業務提携ではなく、同社を子会社化することが、グループの事業拡充や企業価値の向上に資するものであると判断した。

同社の株式の取得に際しては、今後の事業拡大に伴う手元流動性資金確保等の観点から、金銭による取得ではなく株式交換にて完全子会社化することが相当であると判断したことから、本株式交換を実施することとなった。