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スパークス・グループの「未来創生ファンド」、イスラエルのオートトークス社に投資
日本株主軸の独立系投資顧問である東証ジャスダック上場のスパークス・グループ【8739】は、2015年11月に設立した「未来創生ファンド」が、V2X (Vehicle to Everything:車車間・路車間通信)通信チップセット開発のイスラエルのAutotalks(以下、オートトークス社)に対する投資を実行したと発表した。
投資金額は非開示。
今回の資金調達でオートトークス社は、チップの大量生産の準備を進めると共にコネクテッドカーと自動運転車のための通信ソリューション開発をさらに強化していく。
■投資先企業の概要
2008年に創立されたオートトークス社は、V2Xチップセット市場の先駆者として、また市場のリーダーとして、最先端のV2Xソリューションを顧客に提供している。オートトークス社は適格な自動車チップセットにより、路上での衝突減少に貢献し、モビリティを向上させている。このチップセットは、自動運転車両向けに設計された、最先端かつ真にセキュリティを備えた最高性能のV2X通信ソリューションを提供するもの。2019年から大量展開される予定であるオートトークス社の先端技術は、特に、荒天や光の少ない、視界の悪い状況において、他のセンサーからの情報を補完する。これにより、全体的な路上の安全性が大きく向上し、車両、自動運転 車、歩行者が効果的に調和して動くことができるようになる。オートトークス社のチップセットは、米国運輸省がV2V(Vehicle to Vehicle:車車間通信)の立法案広告に定めたすべての要件を上回っている。
■「未来創生ファンド」の概要
本ファンドはスパークス・グループを運営者とし、トヨタ自動車、三井住友銀行を加えた3社による総額約135億円の出資により、2015年11月より運用を開始。2017年5月末時点では、上記3社を加えた計19社からの出資を受けている。「知能化技術」「ロボティクス」「水素社会実現に資する技術」を中核技術と位置づけ、それらの分野の革新技術を持つ企業、またはプロジェクトを対象に投資を行う。なお、2017年5月末時点での運用額は、365億円で米国、英国、イスラエル、そして日本の約30社に投資している。