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水環境事業等の月島機械、三進工業を56億円で買収
東証1部上場で上下水処理などの水環境事業、化学向けなどの産業プラント・機器事業を展開する月島機械【6332】は、金属製品製造業の三進工業の株式を取得し、子会社化すると発表した。
取得価格は、56億円。
月島機械は、「産業の発展と環境保全に寄与し、社会に貢献する」という企業理 の下、1905年の創業以来、ろ過、乾燥、蒸留、焼却といった単位操作技術に基づく 産業機械や環境装置などを設計・製造してきている。また、自社の製品やプロセスを核としたプラントの設計・建設等のエンジニアリングやプラント・機器のメンテナンスなどの総合的な技術ソリューションを提供してきている。
一方、三進工業は、1954年の創業以来、圧力容器、熱交換器等の多種にわたるプラント機器類の製作、及び建設工事や補修工事を一貫して担うエンジニアリング企業として高度な技術を蓄積。特に近年においては、都市ゴミ用焼却プラントの建設、補修工事分野で安定した業績を残している。
三進工業が月島機械グループに入ることにより、各種プラントの建設、補修工事能力の向上および単体機器製造体制の補完が可能となり、また、子会社化後は、相互の人材・技術交流により更なる競争力の強化に努めていく。