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凸版印刷、すららネットと資本業務提携 新たな理科教材開発へ

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e-ラーニングによる教育サービス提供のすららネット東証1部上場で印刷業大手の凸版印刷【7911】は、資本業務提携を行うと発表した。

これにより、凸版印刷はすららネットの5.67%の株式を取得。

この業務提携に基づき、凸版印刷の小学校向けデジタル教材開発のノウハウと、すららネットの対話型アニメーション教材開発のノウハウを融合し、対話型の理科教材の共同開発を開始する。今後、凸版印刷とすららネットは、新たな理科教材の開発に加え、学習に関するデータ分析や、海外における教材の共同販売などを進めていく。

凸版印刷は、子供の努力する力を育み、小学校向けの学習応援システム「やるKey」を開発。2015年度からの30以上の自治体での実証研究の成果をふまえ、小学校算数(3~6年)教材の正式販売を2017年4月より開始した。

また、すららネットはデジタル教材「すらら」を開発し、「すらら」に関連する教材の研究・企画・開発・販売をしている。

以上のような両社の取り組みの一方で、近年の子供たちの理科離れが進んでおり、子供たちが理科を好きになり、楽しいと感じられるような、新たな理科教材を開発していくことが求められているという現状があり、この課題に対し、凸版印刷とすららネットは、これまで提供していなかった理科教材の共同開発に関し、事業の方向性が合致。このたび、理科教材の共同開発をはじめ、学習に関するデータ分析、海外における教材の共同販売などについて、資本業務提携契約に関する締結に至った。

凸版印刷とすららネットは今後、両社のつまずきを克服するノウハウや学びを継続するノウハウなどを融合し、子供たちが「理科が楽しいと感じる瞬間」や「理科が解らなくなる瞬間」の分析や、新たな理科教材の開発を進めていく。

また両社は、新たな教材の開発、コンテンツの相互利用、学習ビッグデータの解析、アジア地域をはじめとする海外での販売協力など、多岐に渡るテーマで連携していく。