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ERPコンサルのジェクシード、TCS-HDに第三者割当増資実施 筆頭株主も異動
東証ジャスダック上場で人事・会計に特化したERPコンサル企業のジェクシード【3719】は、TCSホールディングス(以下、TCS-HD)を割当予定先とする第三者割当による新株式発行を行うと発表した。
今回の第三者割当増資によって、約3億6千万円を調達する。
また、これによりジェクシードの筆頭株主は、18.92%を保有するTCSホールディングスとなる。
ジェクシードは、独立系コンサルティングファームとして、ビジネス・コンサルティング、 システム・コンサルティング事業をもって、国内上場企業・中堅企業、海外企業をクライアントとして、ERP(注1参照)やHCM(注2参照)ソリューションの導入・運用 支援のサービスを提供してきている。これまでの事業の柱であった「ERPコンサルティング」において、大手企業でのERPシステムの導入が一巡したために、ジェクシードの事業環境が鈍化してきたことをきっかけとして、ここ数年は、隣接した事業領域への拡大を図るために投資を行ってきている。
今回の第三者割当増資の割当予定先の選定にあたっては、事業シナジーなどを考慮し、複数の割当予定先となり得る事業会社、投資会社、個人等との協議・交渉を進めてきたが、ジェクシードの協業パートナーである東京コンピュータサービスの持株会社であるTCS-HDグループと連携を図ることが、ジェクシードの中長期的な発展に成長につながり、既存株主の利益につながるものとの判断から本件割当増資の実施を決定した。
(注1)ERP:Enterprise Resource Planning の略称で、会計・財務・販売・生産・物流・ 在庫管理等の業務を統合的に管理する企業経営の基幹システムの総称。
(注2)HCM:Human Capital Management の略称で、企業における人材管理(人事・ 給 与・採用・評価・育成等)の業務を統合的に管理する人事システムの総称。