• icon-facebook
  • icon-twitter
  • icon-feedly

8

ロート製薬、インドの薬局向けEコマース大手に約5.5億円出資

  • 2
  • このエントリーをはてなブックマークに追加0
  • feedy

東証1部上場で一般用医薬品の目薬で世界首位のロート製薬【4527】は、インドで医薬品卸業を行うSastaSundar Healthbuddy Limitedと資本業務提携を実施すると発表した。
出資額は、日本円にして約5.5億円。

SastaSundar Healthbuddy Limitedは、コルカタに拠点を持ち、西ベンガル州においてSustaSundar.comのサイトで医薬品の販売を行うインドの薬局向けEコマースの大手で、Web上のEコマースサイトとフランチャイズの薬局デポを組み合わせたビジネスモデルを有している。

SastaSundar Healthbuddy Limitedのビジネスの特徴は、100%正規医薬品保証と翌日配送。偽薬が横行しているインドにおいて、特に命に関わる投薬を受ける患者にとって正規医薬品は最も重要である。そして物流インフラが整っていないインドで、中央倉庫で一括管理し、フランチャイズの薬局デポと組み合わせた自社配送網を有し、翌日配送を可能にしている。

インドの医薬品市場は、2015年には136億米ドルが、2020年には236億ドルに増加すると予測され、Eコマース市場は、2009年には38億米ドルが、2015年には230億米ドルに達し、2015~19年の市場の年平均成長率は35%と推定されている。医薬品Eコマースは、2013年頃からオンライン薬局が登場し成長しており、SastaSundar Healthbuddy Limitedは、薬局向けEコマースの最大手。

ロート製薬は、SastaSundar Healthbuddy Limited へ500万米ドルの出資を行うと共に、子会社であるロート・ファーマ(インディア)社は、SastaSundar Healthbuddy Limitedのプラットフォームを活用し、OTC点眼薬をはじめとするロート製品の拡販を進める。

インド市場において急成長する医薬品Eコマース企業に出資することで、新しいヘルスケアプラットフォームを支援し、ロートのインドでの事業展開に新しいビジネスモデルを構築していく。

◆出資先会社概要
商号:SastaSundar Healthbuddy Limited
所在地:Azimganj House, 2nd Floor, 7 Camac Street Kolkata, West Bengal India
代表者:Banwari Lal Mittal(CMD)、Ravi Kant Sharma(CEO)
事業内容:医薬品卸業、薬局デポ経由の消費者直送販売
資本金:139.7百万ルピー(2016/12末)=約2.37億円
設立年月:2013年3月
株主:SustaSundar Venture Ltd. 100%