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アスクル、ペット用品eコマース大手のチャームを買収
東証1部上場でオフィス用品配達大手のアスクル【2678】は、ペット用品eコマース大手のチャームの株式を100%取得し、完全子会社すると発表した。
取得価格は、非公表。
eコマースサイトとして高い評価を得ているチャームが運営するペット・ガーデニング用品のeコマースサイト「Charm」は、自社販売サイトのほか、複数の大手ショッピングモールに出店しており、中でもYahoo!ショッピングで9年連続「ペット用品・生き物部門 年間ベストストア」に選出されるなど、ペット用品分野におけるeコマースサイトとして高い評価を得ている。
Charmは、犬・猫のペットフードやペットシーツ、アクア用品、熱帯魚などの生体からオリジナル商品まで約5万点の「品揃え」と、翌日配送を含む「スピード配送」、季節に合わせた温度管理を実現するなどの「配送品質」にも強みを持つ。
Charmの顧客は約6割が女性であり、また40代の顧客が中心であることなど、LOHACOの顧客との親和性が高く、CharmとLOHACOの顧客基盤の相互活用による相乗効果が期待できる。 LOHACOでは、サービス開始後段階的にペット用品の取扱商品数を増やしてきたが、ペット用品はペットの種類・年齢・嗜好・ライフスタイルなどにより多種多様な商品の要望が多く、特にロングテール品の品揃えが課題であった。LOHACOは、本子会社化により、ペット用品の取扱商品数を一気に拡大し、顧客のニーズに応えることで、「第2世代eコマース No.1」へと成長を加速させていく。
ペット関連市場は、「ペットの家族化」を背景とした高額化・高付加価値化が進み、引き続き堅調な成長が見込まれる。ペットフードやペットシーツなど多くのペット用品は、定期の購入が必要であり、かつ重くかさばる商品が多いことから、他の生活必需品と合わせて玄関先まで届けるeコマースが、今後の主要な購買チャネルとなることが考えられる。 アスクルは、LOHACOにおけるペット用品の取扱商品数を拡大し、多種多様なライフスタイルの顧客に対し、さらに便利な「くらしをかるくする」サービスを提供していく。