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オイシックス、食のシェアリングエコノミー現役東大生ベンチャーを買収

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2017年に大地を守る会を子会社化したオイシックス【3182】は、フードテック関連へ投資・提携を行う投資部門「フードテックファンド」第2号案件として、食シェアリングエコノミー事業を手掛けるふらりーとを完全子会社化すると発表した。

オイシックスは、安心安全な高付加価値食品をインターネットで販売することを主力事業としており、「より多く人が、良い食生活を楽しめる」社会を目指し活動している。企業理念を実現するため、食に関する企業と事業、資本提携を推進する「フードテックファンド」部門を2016年10月に設立。
フードテックファンド推進にあたり、今後さらに社会に広まっていくであろう「シェアリングエコノミー」(※1)に着目し、 フードテックファンド第2号案件としてふらりーとを完全子会社化することを決定した。

食シェアリングエコノミーについて、中国で時価総額200億円規模、1日5万食を提供するサービスもあるなど注目を集めている。 また、スマートフォン普及や所有型から共有型へ消費者ニーズ変化を背景に、CtoC市場(個人間売買)(※2)認知拡大が進み社会に浸透してきている。調査会社ニールセンが発表した2016年1月時点データによると、インターネットを介したオークション・フリーマーケット利用者数は既に3905万人いるといわれており、こういった社会ニーズを汲み取り、「食」分野でCtoCサービスに取り組むスタートアップ企業に対して投資を行い、より早く実用化・事業化していくことを目指している。

※1 シェアリングエコノミーとカーシェア、駐車場、民泊、衣料品、会議室など様々なジャンルでサービス化されており、インターネットを介して、使われていな い資産を活用することとして注目されている。
※2 インターネット普及とともに、消費者と消費者とが簡単に物品売買ができるようになったことを象徴する名称。

ふらりーとは、主婦など空き時間を活かした家庭料理シェアリングサービスを手掛けるベンチャー企業。 オイシックスサブスクリプション型(定期購入型)食品Eコマースとしてプラットフォームや13万件以上顧客データベースを含むプラットフォームを活用し、食新しいスタイル構築をすすめ、3年後に月間流通総額1億円を目指していく。 主婦など空き時間を活用した家庭料理シェアリングサービス「ごふぁん」を提供予定で、2017年5月末にベータ版サービスを開始し、2017年秋に本格展開を目指している。

■ ふらりーとの会社概要
・会社名:株式会社ふらりーと
・設立:2015年11月
・代表者:齋藤大斗
・資本金:200万円
・所在地:150-0013 東京都渋谷区東 2-27-4-301
・事業内容:「食」シェアリングサービス事業
(2017年4月14日時点)