富士通、ソレキアに対するTOB開始　ソレキア賛同を表明

総合エレクトロニクスメーカー・総合ITベンダーの富士通【6702】は、ICTサービスインテグレータのソレキア【9867】の普通株式に対して、公開買付けを実施すると発表した。なお、買付代金は2573百万円の予定。

富士通は、JASDAQ市場に上場しているソレキアの発行済み株式の全て（対象者が所有する自己株式を除きます。）を取得することを目的として本公開買付けを実施し、ソレキアを富士通の完全子会社とする。この公開買付けにおいて、富士通は買付予定数の上限を設定していないため、公開買付けの結果次第では、ソレキア株式は上場廃止となる可能性がある。

このTOBに対しソレキアは、富士通の完全子会社となることで期待できるシナジー等を総合的に考慮し、慎重な協議及び検討を行った結果、本公開買付けの成立を前提とした安定した資本関係に基礎を置きつつ、富士通との間でより強固な提携関係を構築することで、富士通グループの製品、サービスを応用して、顧客のニーズに応える提案を行い、従来以上に富士通と共に顧客を獲得するビジネスを展開することにより、ソレキアの企業価値を高め、ひいては株主価値の向上に資するものと判断し、本公開買付けへの賛同を表明している。