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結婚式場運営のBrilliaほか3社、破産開始決定 負債総額98億円で結婚式場業者としては過去2番目の大型倒産

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Brillia他3社は、3月8日、東京地裁に破産を申請し同日、破産開始決定を受けた。破産管財人には富永浩明弁護士(富永浩明法律事務所)が選任された。

Brilliaは、2006年に設立。東京、名古屋などでブリリアントブランドによる結婚式場を運営。このほか、関連会社による結婚式場の運営も含め全国8カ所で展開していた。
最先端の音響・照明を駆使したショースタイルウェディングの演出に定評があり、近年は業績拡大基調で推移。2016年8月期には過去最高の約65億1500万円を売上高を計上していた。

2017年も新規に関西地区で結婚式場をオープン予定とするなど積極的な展開をみせていたが、事業拡大に伴い設備投資の負担などが重くのしかかり資金繰りが悪化。フリーキャッシュフローもマイナスが続くなかで取引先への未払いや金融機関への返済にも遅延が生じ自主再建を断念、一部店舗運営を他社へ譲渡し、今回の措置となった。

東京商工リサーチによると、負債はBrilliaが約50億円で、4社合計約100億円が見込まれる。なお、負債額については今後変動する可能性がある。

4社の負債合計は結婚式場業者として過去2番目の大型倒産となる。