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イハラサイエンス、木原製作所より中国合弁会社の出資持分を取得 生産拠点拡大へ

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継手・バルブ製品の開発や配管システムの構築を手掛けるイハラサイエンス【5999】は、木原製作所と南通福運运科工貿有限公司との合弁企業である南通木原配管有限公司(以下「南通木原」)の、木原製作所の出資持分96.34%のすべてを取得し、南通木原の社名を「南通伊原配管有限公司(以下「南通伊原」)」に変更すると発表した。

イハラサイエンスは、配管用の継手やバルブなどの製造・販売、配管工事ならびに機械器具設置工事の設計施工および請負、配管システムならびに配管システムを構成する部材などの設計・製造・請負および販売を行っている。

同社は、平成24年10月に中華人民共和国江蘇省常熟市に蘇州伊原流体系統科技有限公司を設立、日系企業を中心に事業を展開してきた。

そうした中、中国市場において、一層の事業拡大を図るべく、生産拠点となる適地を探していたところ、今回の物件と巡り合い、木原製作所と協議を重ねた結果、南通木原の木原製作所が保有する出資持分のすべてを譲り受ける。また、蘇州伊原流体系統科技有限公司は、南通伊原に吸収する。

今回の取得により、南通木原が14年間にわたり中国市場で培ってきた建設機械および産業車両用油圧配管市場に加え、イハラサイエンスの事業領域である全産業・全流体を対象とした配管システムを中心とした市場への対応範囲の拡がりにより、これまで以上に最適配管システムに対する顧客ニーズへの対応が可能となると期待するもの。