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サトレストランシステムズ、すし半事業を会社分割 梅の花へ譲渡

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飲食店の経営及び食料品の製造・販売を手掛けるサトレストランシステムズ【8163】は、すし半事業について会社分割し、サトレストランシステムズが新たに設立するすし半(仮称、以下「すし半」)に承継することを承認 し、「すし半」の全株式を梅の花【7604】に譲渡することについて、梅の花との間で基本合意を締結すると発表した。

すし半事業は、現在のサトレストランシステムズの主要ブランド「和食さと」、新規戦略業態「天丼・天ぷら本舗 さん天」につながる創業ブランドであり、長年にわたりサトレストランシステムズの根幹の事業として業績に貢献してきた。しかしながら、近年サトレストランシステムズは景気変動に大きく左右されない安定的な経営基盤確立を目指し、現中期経営計画では低価格業態の開発・成長を重視しているため、経営資源の効率的配分という観点からすし半事業に対する新規投資を最小限に抑えていた。また、昨年10月には「すし半法善寺総本店」も閉店し、店舗数も13店舗に留まっていること から、今後においてもグループの中での成長は困難であるとの認識に至ったもの。

一方、梅の花は、ゆば・豆腐料理の和食レストラン「梅の花」を中心に全国に店舗展開しており、高価格帯に強みを持つレストランチェーンである。懐石料理などを得意とする「梅の花」のノウハウと「すし半」の持つ鮮魚系の調理・加工技術を融合させることにより、梅の花は各事業の一層の強化・ 拡大を意図しており、さらには梅の花グループ下においては、商品の供給及び消耗品・資材等の共同仕入れによるスケールメリット並びに物流等のシナジー効果、今後展開可能なエリアの拡大、店舗メニューの増加等によりすし半事業のリモデル・出店などの再成長も期待できるとの共通認識に至り、梅の花に対し、すし半の発行済株式の全部を譲渡するもの。