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アイシン精機、アート金属工業の株式取得 最適な機能集約・連携体制構築へ

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自動車部品メーカーのアイシン精機【7259】は、各種内燃機関用ピストン製造のアート金属工業(以下「アート金属」)の発行済み株式8,835,000株を取得した。これにより、アイシン精機は、従前から保有していた734,000株と合わせて、アート金属の発行済み株式9,569,000 株(議決権保有割合:65%)を保有することとなる。

これまでアイシン精機は、エンジン関連部品を一つの柱として、ピストンや冷却ポンプから周辺部品まで含めた幅広い品揃えを強みとして事業を拡大してきたが、ヒートマネジメントや軽量化に貢献できる次世代商品でのさらなる成長のためには、開発リソーセスの効率的な運用が急務となっていた。

一方、アート金属は、創業以来ピストン専門メーカーとして長年にわたって蓄積した独自の技術をベースに、低コスト技術や小回りの利くものづくりを強みとし、自動車メーカーはじめ多くの顧客に商品採用され、近年は海外での事業展開を加速している。

今後、自動車メーカーがますますグローバル展開を加速していく中で、新興国を中心とするコスト競争の激化に加え、パワートレインの多様化によって技術開発ニーズの拡大も予想される。そうした環境下でそれぞれの課題に対応し持続的に成長し続けるために、両社は今回、世界No.1の競争力あるピストン事業の構築と、その関連システム商品の開発加速に向け、経営統合を決断。2016年4月に経営統合に関する基本合意書を締結していた。