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シャープ、子会社がスイスの複写機販売会社を買収 販売網拡大へ
電気機器大手のシャープ【6753】は、子会社のSharp Electronics(Europe) GmbH(以下「SEEG社」)が、2017年2月7日(現地時間)、Fritz Schumacher AG(以下「Schumacher社」)の株式の全部を取得し、子会社とすると発表した。
シャープは、昨年8月に発足した新経営体制の下、全ての事業の連携と総合力の強化を図り、事業拡大を通じて様々なステークホルダーの期待に応える方針として“One SHARP”を掲げるとともに、シャープの原点であり創業の精神である「誠意と創意」を継承し、シャープらしいオリジナリティ溢れる商品やサービスを顧客一人ひとりに提供するとの意味を込めた新コーポレート宣言“Be Original.”を制定した。ま た、一日も早く黒字化を実現してシャープを確実な成長軌道へ導くため、各事業の収益力を高めるべく、様々な検討を行っている。
このような中、スイスにおいて複写機等の販売を手掛けるSchumacher社の株式全部を、シャープ子会社であるSEEG社が取得することを決定した。同国における複合機市場は成熟しており、大手販売代理店である同社を買収しシャープの販売網を拡大することが、グループの企業価値向上に資すると判断したもの。