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ラクオリア創薬、簡易株式交換によりテムリックを完全子会社化 がん疾患領域への積極的な進出へ

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医薬品の研究開発を手掛けるラクオリア創薬【4579】は、ラクオリア創薬を株式交換完全親会社、がん領域に特化した医薬品開発支援及び創薬事業を行うテムリックを株式交換完全子会社とする株式交換を実施すると発表した。

ラクオリア創薬は、平成20年の創設以来、低分子創薬を基本として、主に痛みと消化器疾患を2大指向領域として事業を展開。平成26年からは、名古屋大学への研究機能の移転を契機として、アカデミアからの幅広い研究テーマや患者のニーズに触れ、多種多様な疾患領域を検討する機会を得たという。その中で、ラクオリア創薬は、依然として治療ニーズが十分に満たされていない、がん疾患領域及び希少疾患領域を中心とした、アカデミアから提案された新規な作用機序に基づく治療薬に関する共同研究を積極的に進めることで、事業の一段の飛躍を目指してきた。

このような状況の下、今回、事業領域の拡大、特にがん疾患領域・希少疾患領域への積極的な進出を目的として、事業内容や疾患領域等に親和性を持つテムリックを、簡易株式交換の手法を使い完全子会社化するもの。

これにより、アカデミアとの共同研究成果の取り込み先となる創薬プラットフォームを構築することが可能となり、共同研究から創出される治療薬開発の加速化が期待される。さらに、テムリックが権利を保有するTM-411(一般名:タミバロテン)から将来見込まれる収益により、財務基盤の安定化と、事業の持続的成長ならびに企業価値向上を図れるとの考え。