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バーチャレクス・コンサルティング、タイムインターメディアの株式取得 AIなど技術戦略の強化推進へ

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コールセンターの運営受託や顧客管理に関するコンサルティングなどを手掛けるバーチャレクス・コンサルティング(以下「バーチャレクス」)【6193】は、Webシステム開発を行うタイムインターメディアの株式を取得し、子会社化すると発表した。そのうちの一部の取得に際し、タイムインターメディアの取締役を割当先とした第三者割当を実施し、その対価としてタイムインターメディア株式を現物出資する。なお、取得価額は287百万円で、うち86百万円が現物出資による払込となる。

バーチャレクスグループは、CRM領域において、コンサルティング、IT、アウトソーシングの3つのコアスキルを使ったサービスおよびソリューションを提供。最近ではこの領域において、AI、チャットボット、デジタルマーケティングなどIT技術活用の重要性が年々高まっており、バーチャレクスグループでは、これらIT技術活用にあたって独自の技術力に加え、補完手段として協力会社やパートナー企業と連携しながら事業を進めてきた。

一方、タイムインターメディアは、webソリューションを中心としたサービスインテグレーション事業、学校教育など文教分野の総合IT化サービスを提供する文教公共事業、AI型エンジンによるナンプレなど数字パズルコンテンツ事業、エンジニア人材サービスのパートナー事業など技術力をコアとした事業を展開。バーチャレクスは、創業当初から、タイムインターメディアと技術面で協業しており、直近ではエンジニアのチャットボット作成ツール「Kiten(キテン)」を共同開発し、ベータ版の提供を開始している。

今後、バーチャレクスグループが、AI、ロボット、または新たな技術を組み込んだサービスやソリューションの開発・提供を行う上でタイムインターメディアの技術力をフルに生かせるグループ体制にすることで、技術戦略の強化推進が可能となると判断、今回、タイムインターメディアを子会社化するもの。また、タイムインターメディアのサービスインテグレーション事業、文教公共事業にバーチャレクスの強みとするコンサルティング力を付加することにより、より競争力のあるソリューションサービスを提供することができるとしている。

さらに、子会社化を進める上で、タイムインターメディアの取締役がバーチャレクス株式を保有することが、グループの業績拡大に対するインセンティブとなりグループの企業価値向上にもつながると考え、第三者割当増資を行いその対価としてタイムインターメディア株式を現物出資する形で一部の株式を取得するもの。