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日本ハウズイング、シンガポールの建築設備エンジニアリング企業を買収 ASEAN地域進出の足掛かりとして
マンション管理・マンション管理組合の運営を行う日本ハウズイング【4781】は、シンガポールにおいて建築設備のエンジニアリング及びファシリティマネジメントを営むPROPELL INTEGRATED PTE LTD(以下「PROPELL」)の株式を取得し子会社化すると発表した。
日本ハウズイングは、日本国内においてマンション及びオフィスビルの総合管理を中心に事業を展開。1994年には台湾に東京都保全股份有限公司を、中国に大連豪之英物業管理有限公司をそれぞれ設立し、今日では、台湾国内において分譲マンションの管理戸数No.1となり、中国においても国内主要地域で大規模オフィスビルや複合施設の管理を行うなど、海外においても順調に業績を伸ばしている。また、2016年3月にはベトナム最大手の清掃会社PAN SERVICESの持分を取得し、成長著しいASEANでのさらなる業容拡大を目指している。
今回、日本ハウズイングが進出を決定したシンガポールは、独立以降打ち出したハブ化戦略が奏功し、世界で最もビジネスがしやすい国に選出されており、オフィスビルや商業施設などが数多く立ち並んでいる。今後についても政府が長期的に開発の計画を打ち出している。
こうした中、 PROPELLは、建築設備のエンジニアリング及びその後のメンテナンスを含むファシリティマネジメントまで総合的に業務を行えることや、国内で最高レベルの資格を保有することを強みに、オフィスビル、商業施設、病院、学校など多種多様な建物の新築工事からその後の管理まで携わっている。
日本ハウズイングでは、成長著しいASEANへの進出を業容拡大のための重要施策の一つと考えており、今後も進出済みのベトナム及び今回進出を決定したシンガポールを足がかりに他地域への進出についても積極的に検討していく考え。